私は不動産系の仕事をしていたので、このようなお悩みを常に持っていました。それが会社を立ち上げた理由なのですが。
管理会社の悩み
- 退去時に入居者に原状回復費用を請求しにくい時代になった。
- オーナー様から原状回復費用を下げてほしいと言われる。
- お部屋の入居の回転率を上げたい。
- オーナー様から信用を得て、管理物件を増やしたい。
- 他社が思いつかない提案力が欲しい。
オーナー様の悩みを解決する提案力
アパート経営をしている方というのは、地主さんが圧倒的に多いと思います。
先祖代々所有している土地を守るために土地の有効活用として経営しているパターンです。
こうした地主さんは、アパート経営をやりたくてやっている方ばかりではないので、建てたあとは知り合いの管理会社にお任せにしていることが多いです。
この場合、地主さんはよくわからないので管理会社の言い成りになり、管理会社からすると地主さんがNOと言わないので提案力が落ちていくという循環が生まれます。
一方、最近の不動産投資ブームのなかでサラリーマン大家と呼ばれる方が増えてきました。
彼らは、現役サラリーマンで若いということもあり、情報収集力も行動力もあります。
SNSでのつながりから、アパート経営の成功事例を共有し合っています。
このようなサラリーマン大家さんがアパートの管理を依頼してきた場合、管理会社からするとどう感じますでしょうか?
アパート経営にとてもシビアなので、重箱の隅をつつくような指摘をしてきます。
僕は正直面倒臭かったです。
しかし、こうしたサラリーマン大家も管理会社は顧客にしていかないといけない時代です。
これまで地主さんにしていた対応では、管理物件は増えていかないのではないでしょうか?
また、地主さんも会社勤めをしてきた次の代の方が跡をとるようになれば、アパート経営に対してシビアになると思います。
ご提案事例
①分離発注
とある管理会社様ですが、そこは原状回復は一式一社にお任せしているとのことでした。
ただ、人気物件のため早く入居させたいというのもあり、工期短縮のため壁紙の張り替えをやめ、分離発注で塗り替えのみ弊社に依頼頂きました。
オーナー様からすると、家賃の入らない期間が短縮でき、かつ原状回復費用も抑えることができたので喜ばれたとのことでした。
②スポット塗り替え
別の管理会社様の事例ですが、その物件は2年前に壁紙を張り替えたばかりでしたが、退去時にキッチンの壁紙だけ油で汚れている状況でした。
オーナー様からは一部だけの張り替えはコストもかかると渋い顔をされたとのことで、スポット塗り替えができる弊社に依頼が来ました。
一部の塗り替えなので費用もそれほどかからず、オーナー様には喜ばれたようです。
弊社は、汚れているところ、臭いの気になるトイレ、壁のアクセントなど細かなお仕事も頂いてます。
まとめ
これだけ新築から老朽までアパート・マンションが増えている時代です。
競合する物件も多くなれば、オーナー様からするとより仲介力・管理力のある会社を選ぶようになると思います。
これからの管理会社としては、ただ管理するだけでなく、これまで以上にオーナー様の役に立つ提案をしていくかが求められる時代でもあると言えるのではないでしょうか?