不動産トラブル

共同出資で買った土地の登記の仕方は

共同出資で買った土地の登記の仕方は
【質問】一緒に事業をやる数人と共同出資で買った土地。登記はどうしたらよい?
【回答】持ち分よって共有名義の登記をするのが原則です。

共同で購入した土地の権利の分け方
土地を共同出資で購入した場合、共有者間で特別な合意がない限り均等な持ち分による共有となりますが
購入資金がそれぞれ違うなら、その比率に応じて権利を持つと思います。

共同購入土地の使用関係は
共有名義の土地は共有者全員がそれぞれの持ち分に応じて土地全体を使用収益できます。
土地を動かす場合(売却や造成など)は共有者全員の合意がないとできませんが、
自分の持ち分を売却することは自由に行えます。

共有名義の土地の登記の仕方
共同で購入した土地の登記は、持ち分に従い共有者全員で住所・指名・持ち分割合を記載し共有名義で登記します。

会社で使う土地として代表者の名前単体で登記することもできますが、仮にその代表者が無断で土地を売却したり債務弁済のために差押えなどを受けた場合、移転登記や差押登記をした第三者には、他の共有者は「自分の土地だ!」
と主張できません。

ですので、共同で購入した土地は個人の単独で登記するのは危険です。持ち分で登記をするか、会社名義で登記するのが正解だと思います。

-不動産トラブル