不動産トラブル

土地付き建物を買う時の注意点は

②土地付き建物を買う時の注意点は
【質問】土地付き建物を購入するつもりですが一体で販売していても法律上は土地と建物は別に扱うとのこと。注意点はある?
【回答】土地と建物それぞれの所有者や権利関係を確認してから購入しましょう。

土地付き建物を購入する際の注意点
土地付きの建物でも、土地と建物それぞれに登記簿が存在します。ということは、それそれを別の方が所有することがあることを意味してます。
ですので、それそれの登記簿を調べることが重要です。

所有者を確認する
土地と建物それぞれの登記簿謄本を取得します。法務局で取得もできますし不動産屋経由なら不動産屋に言えば見せてくれます。
登記簿謄本の「甲区」の欄の所有者が同じなら、土地付き建物の所有者も同一人物ということになります。

所有者が同じでないと購入できないわけではありませんが、権利関係が面倒くさいので手を出さないほうが無難です。

土地・建物の片方だけに抵当権が設定されてる場合
・土地建物を購入した後に建物に設定されていた抵当権が実行された
→土地所有者が競売に参加して最高額で落札しないと建物の所有権を失う
他人が所有すると地上権が発生し、土地所有者は建物を使用できず、地代をもらうことになる

・土地建物を購入したあとに土地に設定されていた抵当権が実行された
→建物所有者が競売に参加して最高額で落札しないと土地の所有権を失う

建物が建築された後に土地に抵当権が設定された場合だと、そこには「法定地上権」が発生しています。
土地の所有者が建物所有者と別人になれば、土地の所有者は借地人となり地代を支払わなければならない

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