壁紙クロスのリフォームの手法としては、張り替えと塗り替えになります。
ここでは、張り替えと塗り替えでそれぞれ、価格、作業時間、仕上がりについて比較をしていきたいと思います。
壁紙リフォームのメリット
壁紙クロスをリフォームすることのメリットとしては、
メリット
- お部屋の雰囲気を変えて気分転換ができる。
- 清潔なお部屋で気持ちよく過ごすことができる。
- お部屋に染み付いた嫌な臭いがなくなる。
この3つが挙げられるかと思います。
お部屋の雰囲気を変えて気分転換ができる
ご自宅であれば、長く過ごす間にインテリアに飽きてきてテイストを替えたいなどと思うかも知れません。インテリア雑誌やネットで検索してみても、北欧風、カフェ風など様々な種類があります。
また、壁の色を変えることで心理的な効果を得ることもできます。例えば、青はストレスを軽減したり、緑やピンクはリラックス効果があるなど。
賃貸オーナーや不動産管理会社の目線であれば、建物も古くなり入居率も落ちてきたときに、壁紙の一部を塗り替えることで、入居率回復を図るというのはよくあります。
清潔なお部屋で気持ちよく過ごすことができる
お部屋で長期間過ごすうちに、壁紙にカビが生えてくることもあります。カビが生えた室内での生活は、喘息、肺炎などを患うなど健康被害につながります。
カビを見つけた時に早めに対処をしておかないと、下地までカビが浸透してボードごと交換しないといけない事態にもなります。
お部屋に染み付いた嫌な臭いがなくなる
お部屋には、生活臭が染み付きます。料理の油の臭いやペットの臭いなどです。
壁紙の占める面積は多いので臭いが染みつくと玄関を開けると嫌な臭いがするかも知れません。染み付いた臭いは拭いても取れませんし、消臭スプレーは水分を含んでいますのでそもそも壁紙にはよくありません。
価格の比較
張替え
壁紙の張り替え費用は、一般的には1㎡あたり1,000~1,500円くらいだと思います。グレードの高いクロスであればもう少し高くなります。
また、材料費以外でも費用が発生します。
職人の人件費や交通費、荷物の移動費、養生費、クロスの剥がし費、ボード下地処理費、廃材の処理費などにお金がかかります。こうした内容が、見積もりに含まれているかなどをしっかり確認するべきです。
塗り替え
とちたてラボの壁紙塗り替えは、1㎡あたりは660円(税込)です。
張り替えと違い、壁紙の剥がしや下地処理、廃材処分費などはかかりません。660円の単価には、塗料、養生費、人件費も含めています。
塗り替え費用以外では、諸経費で10%頂いてます。交通費などとお考え下さい。
※弊社の見積書のサンプルです。
ちなみに、壁紙クロスの小さな傷の補修は、無料で行っております。家具の移動や大きな傷の補修は代金を頂く場合もございます。
作業時間の比較
張り替え
壁紙クロスの張り替え時間ですが、業者さんから聞いたり、ネットで調べてみると、時間はまちまちでした。6畳一間が半日で終わる業者だったり、1日かかる業者もあるようです。
また、壁紙を剥がす時間や、ボードの下地処理で時間が変わるようですので、1日(8時間)~1日半くらいだと思います。
塗り替え
退去後のアパートやリフォーム中のマンションで家具等がない状態であれば、例えば6畳(天井含)の部屋をクロスクリアで塗り替えた場合、約2~3時間で行う事ができます。
張り替えよりも塗り替えの方が、作業工程が少ないため、短時間で壁紙リフォーム施工が終わります。クロスを張り替えた場合、一般的に8時間かかりますので、1/3の施工時間で塗り替えが可能です。
品質の比較
張り替え
壁紙の品質の差が出るのは、壁紙クロスのグレードの差です。仕上がりの品質に差が出るのは、張り替えをする業者の腕次第です。比較サイトや口コミなどでじっくり調査されるのが良いと思います。
塗り替え
壁紙クロスを張り替えた場合は、壁紙クロスが新品になります。塗り替えの場合は「新品同様」になります。
新品同様とは、今あるクロスの黄ばみ、汚れ、傷などを補修をして塗り替えるため、見た目では張り替えたのか塗り替えたのかわからない仕上がりということです。
薄い塗料ですので、壁紙の模様・凹凸などもしっかりと残します。
壁紙クロスに染み付いた臭いも、クロスクリアバリアコートという特殊な塗料の成分で消臭できます。抗菌効果もあるので、カビの発生も防ぐことができます。
塗り替えのデメリット
クロスクリアバリアコートよる塗り替えは、低単価で高品質とお伝えてきましたが、デメリットもあります。
張り替えのように、柄や模様がありませんので色が単色になってしまうことです。
ですので、すべてのお客様のニーズにお答え出来るわけではありません。
しかし、単色でも約20色ほどありますので、アクセントカラーでお部屋やトイレ、浴室などの印象を変えることができます。
まとめ
いかがでしょうか?それぞれ、張り替えた場合と塗り替えた場合の比較をしてきました。
最終的には好みかも知れませんが、壁紙の劣化(大きな傷、破れ)などがある場合、柄物のクロスを望む場合は「張り替え」の方が良いと思います。
それ以外であれば、塗り替えをお勧めします。
塗り替えがどのような仕上りになるかを知りたい方はご相談下さい。無料で試し塗りにお伺い致します。
試し塗りの仕上りを見てご判断頂き、お好みに合わない場合は張り替えて頂ければよいかと思います。