壁紙の破れですが、お子様が小さかったりすると、ちょっとした剥がれを面白がって広げてしまい、大きな破れにつながることが多いようです。
ここでは、500円玉ほどの大きさの壁紙の破れの補修の仕方をお伝えします。
このくらいの大きさであれば、プロでなくても比較的直しやすいのではないかと思います。
必要なモノ
- 壁紙
- カッター
- ローラー
- 濡れ布巾
- 定規(差し金など)
- クロス専用穴埋め剤
壁紙の補修方法
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1
破れた箇所のまわりを固く絞った布巾で拭いて汚れやホコリをきれいに取り除きます。
step
2
壁紙を破れた部分よりも大きくカットします。カットした壁紙を破れた部分に張り合わせます。(写真②)
ここでは、壁紙の裏に糊が付いているものを使用しています。とても使いやすいため補修にはおすすめです。
糊が付いていないタイプの壁紙であれば、ずれないようにマスキングテープを用いて仮止めします。
step
3
貼り合わせた壁紙を破れた穴よりも一回り大きくカットしていきます。定規をあてカッターで四角く切っていきます。(写真③)
このとき、下にある元の壁紙も一緒にカットしていきます。
step
4
新しい壁紙は向きが変わらないようにします。向きが変わるとカットしたスペースにうまく収まらずきれいに仕上がりません。
そして、元の壁紙をきれいにはがしていきます。
写真④では、ボードに少し傷がついてしまったので、その後、補修材で埋めてやすり掛けしました。
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5
新しい壁紙を貼り合わせます。その際に、四角の辺に補修材を薄く塗って張り合わせると、隙間がきれいに埋まります。
濡れ布巾ではみ出した補修材をふき取り、ローラーをかけて圧着します。(写真⑤)
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6
仕上げにクロスクリアバリアコートで壁紙の塗り替えもしています。(写真⑥)
今回は、オーナー様が壁紙の品番がわからないとのことで、「似たような模様の壁紙で良い」とのことでしたので、若干模様が違います。
しかし、パッと見には気づかないとのことでオーナー様にご満足頂きました。
施工写真
①壁紙の表面が削れて模様が消えてしまい穴のようになっています。
②穴が隠れるようにひと回り大きくカットします。
③四角くカットする際に、元の壁紙にも切れ込みを入れておきます。
④下地のボードに残った壁紙をきれいに処理することで仕上がりが変わります。
⑤隙間がなくきれいに貼ることができました。
⑥クロスクリアすることでほぼ目立たなくなりました。
まとめ
めくれた壁紙を貼るのとは違い、難易度は高くなりますが、DIYでも全然できてしまう内容だと思います。
戸建てや賃貸マンションなどを建設した際に、壁紙の余りを保管されている方もいると思います。それを用いれば模様が変わってしまうということもありません。
弊社は壁紙の塗り替えが専門ですが、大きくない破れの補修は行います。
ぜひ、ご相談下さい。