私の知り合いのアパート大家さんから聞いた話なのですが、以前退去の立ち合いをしたお部屋がカビだらけだったのだそうです。
その部屋の住人の生活の仕方が悪いからカビが生えたのではないかと思い、壁紙の張替え費用を請求したそうです。
しかし、住人が言うには普段から換気もしているし、ただ普通に生活しているだけでカビが生えたのだから払う義務はないと主張したそうです。
その大家さんは確認のために、他の部屋の入居者にも確認しましたところ、程度の違いはありましたがカビが生えている箇所がありました。
その建物は築30年以上の鉄骨造なので、木造よりも湿度調整が難しいのと、施工的なミスもあるようなので、結局は大家さんが壁紙の張替えをしたとのことです。
幸い、下地のボードまでは浸食していなかったようで助かったと言ってました。
正直下地までカビで生えていたら、ボード交換でかなりの費用が掛かっていたでしょうから不幸中の幸いですが、カビの生えやすい物件となると今後も注意が必要ですよね。
壁紙にカビが生える原因
そもそもですが、壁紙にカビが生えるのはどのような原因があるのでしょうか。
カビが生える原因としては以下が主な原因です。
カビが生える原因
- 空気の滞留
- 結露
- 漏水
簡単にそれぞれ説明したいと思います。
空気の滞留
部屋の換気をしないと空気の対流がないため、空気がとどまります。そうすると、特に部屋の角や天井などにカビが発生しやすくなります。
また、お湯を沸かしたり、料理をしたり、お風呂上りなどは湯気などで湿度が高くなります。そうした湿気を換気しないことによりカビが発生しやすくなります。
最近のアパート・マンションは24時間換気などがあり常に空気が循環しているのはこうしたカビ対策でもあります。
結露
部屋の内と外の温度差が大きくなると、窓のガラス部分などに結露が発生します。
発生した結露による水分が、窓ガラスや窓枠から壁に移動し、壁紙が水分を吸収することでカビが発生しやすくなります。
最近の窓ガラスは結露防止のものもありますので、古い物件になるほど結露は発生しやすいと思います。
漏水
アパート・マンションの上階から水が滴り落ちてきたり、水道管の劣化による水漏れ、洗濯機やお風呂の水が溢れたりする場合があります。
また、屋根や外壁のヒビなどから雨水が侵入したりすることで、壁に水が吸収されてカビが生える原因になります。
カビを放置するとどうなる?
部屋の角や天井に生えたカビは、目立ちにくいためか気づかないでそのままになっていることが多いようです。気づかないのでカビが徐々に部屋全体にまん延していきます。
カビの生え始めてすぐの時なら、割と簡単にカビを除去できるのですが、放置したままにすると、カビが壁紙からその下のボードにまで進行してしまい、除去が難しくなります。
早い段階で気づいてカビを除去していればよいのですが、そのままにしておくと壁紙からボードさらには断熱材へとカビが進んでいき、交換となると、どんどんと費用がかさんでいきます。
ボードまでカビが侵食してしまうと、壁紙を張り替えたとしても高い確率でカビが再発生する可能性があります
カビは体に悪いです。喘息、肺炎などを患うなど健康被害につながりますので、カビが生えた室内での生活はとても危険です。
そうならないためにも、できるだけ早い段階でカビを発見したら除去することが大切なのです。
↓カビ汚れの落とし方を解説しています↓
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参考壁紙についた汚れの落とし方は?
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カビの悩みはクロスクリアバリアコートが解消します
壁紙に発生したカビの除去や下地のボードまで浸食してしまった場合などは、素人では非常に難しく面倒です。
消えたと思ってもまた発生する可能性もありますので、いたちごっこです。
かと言って、壁紙クロスを張り替える場合はお金も当然かかります。下地まで行ってしまった場合はさらにお金はかかります。
どうしようか困った場合、ご相談下さい。
弊社「とちたてラボ」の「クロスクリアバリアコート」の塗料には酸化チタンが含まれているので、消臭・抗菌・防カビ・有機化学物質の分解の効果があります。
カビ落とし専用の洗剤で壁紙を洗浄してから施工する事でカビが撃退できます。
施工後最低5年間は効果が持続します。壁紙もピカピカになり、まるで新築のように復活します。